2024年2月22日(木)

お口の中を楽しくコラム

歯石を取るときの出血

4)歯石の下には。

歯の凸凹の陰の部分には、
ばい菌がいっぱいです。

ばい菌がいれば、
そのばい菌をやっつけようと血液が集まってくるのは
人体の摂理です。

歯肉が腫れている(=歯肉炎)という状態です。

歯石を取るときの出血05

歯肉は腫れてふくれていますから、
粘膜も薄くなっています。
そのあたりの歯石を取るためにカリカリ始めると、
出血はいささか致し方のない、となるのです。
答えが遅くなりましたが、これが答えです。

ちなみに、歯石の付いていなところを
カリカリすることはないのですが(笑、
歯肉が腫れていないところを
いささか乱暴にカリカリしても
出血することはありません。

歯石を取るときの出血06

5)歯ブラシ時の出血

少し話が変わりますが、
歯ブラシで出血することもあります。

そこも普段、
上手にばい菌が“落ちていない場所”で、
 =歯肉が腫れているところ、
ということになります。

「健康な歯肉は、
歯ブラシがちょっとあたったくらいでは、出血しません。」

以前に患者さんとの会話で
「出血する場所は傷口だから
傷が治るまでそっとしておこうと思って、
歯ブラシはよけていました」
という話をされていました。
しかしそれでは、
いつまでたっても治りません。

歯ブラシで一週間も細菌を取り続ければ、
出血はしなくなるでしょう。
(=炎症は収まるでしょう)

6)まとめると

歯石除去時による出血とは、
 「患者さんの歯肉が炎症しているところ」であり、
 「歯医者さんは悪くない」という論説でした。

歯石を取るときの出血07

歯石がついてしまうというのは、
いささか致し方ないところかもしれません。

歯石に隠れた歯垢(ばい菌)の除去は難しいので、
定期的に歯石がついていないかどうか確認しておきましょう。

歯石を取るときの出血08

歯肉炎のまま数年単位でほっておいたのが、
歯周病です。
歯周病になってしまうと、
なかなか元には戻りません。
歯肉炎の段階でメインテナンスを行っていれば
何とかなります(たぶん)。

歯石を取るときの出血09

おわり

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