2021年11月9日(火)

お口の中を楽しくコラム

歯にまとわりつくもの。


歯にまとわりつくものはこの4つです。
 

①咬んだ食片が歯の間に残る
②歯垢(プラーク)
③歯石
④お茶・コーヒー・タバコなど着色汚れ


この中で、まず、

①食べ物のかすと、②歯垢(プラーク)は、
全くの別物です。

ということを認識しておきましょう。
ごはんとか焼き芋とかシチューを食べた後、
食べ物が歯に挟まったり
まとわりついたのが歯垢(プラーク)
と思っているひと、意外と多いです。
これらは全くもって別の物です。

歯垢とは、
あくまでも口の中の細菌の生成物であり、
顕微鏡でのぞけば細菌が
うようよしているのが見えますし、
試験管で培養すれば増殖します。

よって歯ブラシの目的も、
歯の間にはさまった
食べ物のかすを取り除くこと
というイメージがでてくるのですが、
これも間違いです。

ばい菌である歯垢を
きれいにふき取ることがメインとなります。


老婆心ながら、
食事のたびに食べ物が
はさまるような箇所があるならば、
歯医者さんでつまらないような
歯の形態に治してもらうことができるかどうか、
相談されてみてはいかがでしょうか。



もうひとつ、
②の歯垢(プラーク)と③の歯石
も別物です。

歯垢は、
細菌の増殖であり、
虫歯や歯周病という病気を引き起こす原因です。

歯石は、
おしっこの通り道で悪さをする結石と同じ、
カルシウムの結晶物です。
細菌ではありません。

よって、歯石自体は悪さはしないのですが、
歯に歯石がついたままの 
ざらざらとした状態だと、
②の歯垢がつきやすくなります。

歯石をきれいにとって
歯をつるつるに磨いておくと、
歯垢がつきにくくなる
ということでもあります。
両者はそういう関係です。


最後の④の歯の着色汚れの話なんですが、
たとえば毎日お茶碗を
どんなに丁寧に洗っていても、
茶渋がだんだんとついてしまうのは
仕方のないといった感じです。

歯も、どんなに丁寧に磨いても
茶渋はついてきてしまいます。
ちなみにこれは虫歯や歯周病とは
直接的には関係ありません。

見た目だけの話なので、
お茶碗もたまにはキッチンハイターで
漂白するように、
歯の方も歯医者さんに行って、
定期診査を兼ね
ポリッシングしてもらったら
どうでしょうかという話です。


話は少し飛びますが、
人のお肌がスーパー色白から
健康的な自黒までいろいろあるように、
歯の色も微妙な差異はあります。
また大人になるに従って、
透明感や輝きも少しずつ衰えてくるものです。

よって歯が白く光り輝くようにと、
毎日歯ブラシでがしがしと、
無駄に歯をこすることは間違いです。
歯は磨いても白くはなりません。

芸能人の白くなっているのは、
歯医者さんで特殊な漂白剤を
使って白くしています。

なにもあそこまで白くしなくても、
ちゃんと虫歯と歯周病の処置がなされていてて
ニコニコと元気良く笑っていれば、
もう十分ですよ。
(と、個人的には思っています)。


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