5)[じゃあ、あんまり磨かないほうがいいのですか」
そんなお話を患者さんとしていると、
あんまり磨かないほうがいいのですかという、
お返事になりがちなのですが、
そこで思い出してもらいたいのは、
歯磨きの目的は、
あの白いねとねとを落とすことだったですよね。
(歯の付け根に見えるプラーク。食べ物の残骸ではありません)
あの歯の白いねとねとのばい菌は、さわれば落ちます。
「筆」じゃあ少し心もとないですが、
「たわし」でガリガリとやるも必要ありません。
ちなみにですが、
お口をゆすいでのぶくぶくでも落ちません。
そのあたりをふまえて、
固くもなく柔らかすぎもない歯ブラシで、
白いねとねとをていねいに隅々まで「ふき取る」のには、やり過ぎはありません。
いくら専用の歯ブラシと言えども、
やはり がしがしと傷つけるような磨き方ですと、
やればやるほどということは、ありえます。
6)実際の歯ブラシ、その1
イメージをわくようにと、無料写真いっぱい拾ってきました。
ダメそうなイメージのおじさんたち。
スマートに歯を磨いている現代の若者たち。
まずは、力いっぱい磨こうとして見てください。
おそらくグーで持とうとして、親指や人差し指の指先に力が入っているでしょう。
今の流行は、ペングリップです。
両者の違いを実際にやってみることで、
正しい歯ブラシの持ち方を理解しましょう。
歯は上下左右で向きがいろいろなので、
すべて同じペングリップというわけにもいかないので、ペングリップからの応用編で、各自試みてください。
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