7)しあわせホルモンという名前
神経を伝達する物質は、
脳内の様々な部位に様々な種類の物質があって、あげくそれぞれの作用や特徴も違っています。
私はもう試験もないので、名称や作用なんか飛ばし読みです。

その数多くある神経伝達物質の中に、
「しあわせホルモン」というものがあります。
物質としてはドーパミン・オキシトシン・セロトニン・エンドルフィンという4つがあげられていて、これらが脳内でたくさん出ていると、幸福感がたくさん味わえるというものです。
・ドーパミンはやる気ホルモン。目的達成で出る。
・オキシトシンは愛情ホルモン。ぺットと過ごしていると出る。
・セロトニンは幸せホルモン。太陽の光の下で安らぎの時。
・エンドルフィンは脳内麻薬。依存症がある。
などとあちらこちらで説明されていますが、どれ見ても新たな説明はなく、これもどこか一冊の原本からの派生でしょう。
素人には確かめようもなく、これらすべて創作だったとしてもそれほど問題にならないような気もします。(冗談ですよ)

この学術用語ではないこの幸せホルモンという甘いネーミング、
誰が考え出したのでしょうかね。最近の学術も経済性も伴っていかないとならない、世知辛い世の中となっています。
iPS細胞のネーミングの時に、iを小文字にしたのは「iPhoneからイメージして、世間からも見てもらいたかったからです」とあの先生はおっしゃってました。先日これを用いたものが初めて保険適用になったというニュースをやっていました。5000万円と言っていましたが、3割負担だといくら?と瞬間思いましたが、高額医療負費制度というものもありましたね。
ニュートリノの小柴先生は「この発見は今日明日に、人類に即座に役立つものではありません」と開き直っていましたが、あの温和そうなキャラクターを前面にして、ご高齢にもかかわらずできる限りマスコミの前にでてきて、後輩の道筋をつける努力をしておられました。(横須賀の星でした)

8)その、しあわせホルモン
人の幸せを、人生の中でドーパミンとセロトニンを出した総量と考えたらどうでしょうか。
ドーパミンが出る刺激は様々、地位や名誉や財産、本を読んだりスポーツやアートの作製、ガンダムの収集、地下アイドルの追っかけなどなど、自分の脳にジャストフィットするものは千差万別・十人十色です。
よく「夢は願い続ければ、いつか…」なんて話されますが、まずは自分の脳にあう夢を見つける難しさです。
また逆の話として、こちらから見てあんなにたくさんのものを持っている人と憧れても、当人にとってはそれほど多く出てない時もありそうです。何もかもが一筋縄ではいきません。

大人になってのホルモンの分泌の減少は、否めない気はしますね。
肉体的な衰退、選択肢の分散・多様性、記憶に蓄積された慣れなど、複合的な要素があるのでしょう。
そんな原因となるものが少ない若い時、ホルモンをたくさん出す訓練はしておいた方がいいでしょう。
自分の脳を客観的に捉え、少しでも興味が湧いたものは「まずは調べる」、その程度のことは実行すべきでしょう。
今は携帯ですぐですしね。昔は、本屋さんや図書館で目的に則した本の題名を模索したり、休みの日にそこへ行く算段をつけるあたりから始まって、それはそれで楽しかったんですけどね。
今このしあわせホルモンは、若者たちは大人から、コンピューターゲームで出させられています。まあなんとなく、他の事の方がいいような気がします。その先が、どうしても、他人任せになっちゃうからです。


