3) そして歯周病へ
歯周病をそのままにしておいて歯肉や骨が退縮(ダメージを受けて)しまうと、
なかなか元通りにはなりません。
昔から“歯槽膿漏は治らない”といわれている所以です。
(ちなみに歯槽膿漏とは、
歯肉から排膿しているという意味ですが、
症状は排膿だけではないので、
最近は歯周病という言い方になりました)
病気には、
胃潰瘍やケガのようにすっかり元通りに治りましたねという病気と、
糖尿病や肝臓病のようにこれ以上悪化させないように付き合っていきましょうという病気の、
二種類あります。
歯周病は残念ながら後者です。
治すというよりも、
これ以上悪化させないで使っていきましょうというものです。
それでも歯周病も、
病名ついたらもうだめというわけではなくて、
今現在支障なくご飯を食べられるのならば、
それ以上退縮させないように気を付けていけば、
まあ何でもありません。
そこまで凹むことなく、
かといって安心することなく、
かつ油断することなく、
・・・まあそういう病気です。
4) 歯医者さんで、よく聞く。
歯医者さんで
「歯肉炎ですよ」と言われたとしたら、
「歯ブラシが上手に当たっていないところがありますよ」と言われただけなので、
磨けてない場所がどこかよく聞いて、
ついでに歯ブラシの当て方も教えてもらいましょう。
ちゃんとやればすぐ治ります。
歯周病という病名が伝えられてしまったら、
まず現在の進行状況の把握をして、
そして不具合があるならその補修をします。
そして、
それ以上悪化させないようにするにはどうしたらいいかを、先生とよく相談です。
歯に興味を持つことが、歯の健康につながります。
そしていくらかの緊張感を維持して、
ていねいな歯ブラシを続けるのには、
定期的に歯医者に行くことをお勧めします。
言い方を変えて何度も同じ話をしています。
どっかで「腑に落ちる」という経験ができればいいと思っています。
出来の悪い生徒を教えている予備校の先生の気分です(形容詞が多い)
おわり
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