2025年2月6日(木)

趣味のコラム

美術館めぐり


1)お気にいりの美術館

千葉の川村美術館が
閉鎖されるとのニュースがありました。
どうしてもアートは、
現実の余裕の側面にあるのは仕方なく、
見に行く方はもちろんですが、
作る側も業績が優先されます。
この美術館は巨大上場企業の所有物ですが、
それでも本業の業績如何によっては
そんな危機もあるのでしょう。

この美術館は、
ゴルフコースのようにきれいに
整備された広大な敷地に
噴水つきの大きな池、ムーミンのお家みたいな
エントランスからなる建築物からなり、
スケールもクオリティーも完璧な美術館です。
(個人的感想です)


所持している美術品も、
ピカソ・シャガール・レンブラントと
小学生の教科書にも載っている絵画から、
ロスコ・ポロックなどの近代アート、
さらには「これ、どーいうこと?」という
最新アートまで並んでいます。
日本美術や彫刻もすごい。

私設美術館のいいところは、
お大尽遊びの極致であり、
一個人の趣味や好みが
最大限に発揮される所にあります。

オーナーの好きなものが
好きな順で並べてあるので、
その趣味が自分の感性とマッチすると、
この上もない幸福を享受させてもらえます。

まだ間に合いそうならばぜひ。
(クリック)
 DIC川村記念美術館 | Kawamura Memorial DIC Museum of Art


2)東京国立博物館

上野公園の正面にある国立博物館も、
必ず一度は訪れたほうがいいとこです。
「美術館」は、近・現代のアート作品、
「博物館」は、文化財系の美術品の保管・展示
となっていますが、
雰囲気が自分の感性に合えば似たようなものです。

昭和初期に建てられた建物は、
風格からして感動的ですし、
陳列物も一級品です。(当たり前か)
常設展のところならば、混んでいません。

昔の改装前の旧式照明に照らされた
うすぼんやりとした、清掃の行き届いたホコリ臭さ
(矛盾?)が好きでした。
現代のクリアなLEDよりも、
うすぼんやりとした蛍光灯のほうが
なんともいえない風情がありましたね。
(美術品の劣化という観点からは、
LEDでないとだめらしいですが。)


そんな昔、
ここにあったある国宝級の茶碗の前から、
動けなくなったことがありました。
そのときどんな物語を
自分の頭の中で繰り広げていたのかは忘れましたが、
美術品の持つオーラと、私の稚拙な感性が
どこかの波長でシンクロしたのでしょう。

あまりにもいつまでもじっとしていたので
横の警備員の視線をふと感じたのと、
この美術品を1日眺めていられる警備員を
うらやましく思った思い出があります。

ついでにここの警備員のアルバイト募集を
していないかなとも思った記憶があったのでございましたのよ。


先日も国立博物館に行ったとき、
ほとんどの美術品が写真撮影可となっているのには
「・・?!」となりました。
昔は「写真なんかとんでもない!」
雰囲気がありましたから。

撮影は、図版図書が売れなくなってしまいますし、
仏像を撮影するのも
何となく失礼な気がしなくもありません。
他人の迷惑を気づかずに
撮影に夢中になってしまう人も出てくるでしょう。

それでも考えてみれば、
国立の博物館の所蔵品は、
1憶分の一は私のものでもあるので、
しゃかしゃか撮ってきました。

SNSに投稿してもらって、
たくさんの人に見てもらいたい
という風潮がでてきたのでしょう。


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