2025年5月25日(日)

お口の中を楽しくコラム

顎関節症(がくかんせつしょう)


7)そしたら、まずはマウスピース。

症状がでてしまっているのならば、
まずは、マウスピースを入れて
「顎関節を休ませてみましょうか」
というところからやっていきます。

病気の治療の基本は安静です。
ご飯を食べないわけにはいきませんが、
できるだけ、もしくはせめて寝ているときだけでも
かみ合わせをしないように、
そして顎関節を休ませてあげましょう
というところから始めます。


そしてそれだけでも、
ちょっと入れておいただけで、
炎症が取れて痛みが取れるときもあります。

「ちょっと楽そうです」なんて返事をいただくと、
まずはそこでいったん落ち着いて、この後のことを考えましょうと
お話しすることも多くあります。


8)医療の本質とは

少し心に余裕ができたならば、
 現状でそれは日常に差し支える症状なのかどうか、
 そのまま放っておくと悪化してしまうのかどうか、
などを、判断していきます。

現実的な治療として、
「かみ合わせをいじる」「顎関節をいじる」とは、
なかなか大掛かりな治療となります。
それでもやるべきかどうか、
いったん落ち着いたところで考えるのです。

ものすごく痛いわけでもなく、
噛むことにものすごく不自由しているわけでもなく、
そして症状の進行もしていないようでしたら、
ちょっと様子を見ましょうかということです。

日ごろから注意することやストレッチの方法や、
リスクを軽減できることがあるか、などは、
知識として取り入れておくことは言うまでもありません。


ぐっと噛むことは人間の快楽の一つです。
たまにナッツ類や柿の種をポリポリ食べてると、
食欲を満たすというだけではない、
何かもうひとつちがった喜びがあるような気がします。
痛くなくずっと使えていくということを見据えて、治療を模索していきます。


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